この数年、雨漏りのお問い合わせが増えている。
昨年の長雨や、ゲリラ豪雨とも関係があるのでしょうか?
おそらく、あるのでしょうね。
今回はお世話になっているOさまの物件。
お問い合わせを受け、雨の日にお伺い。
出来るだけ雨のときにお伺いして漏れ方をみるようにしている。
「どのように」「どこから」「どのくらいの量」「雨の量や風との関連」「建物の構造」
いろんなことを念頭に置きながら。
今回はボチャボチャ。
2階建ての、2階居室からの漏れ。
屋根を見せて頂く。
市場のどまんなか、梯子を上り
ひとまずシーリングをし、様子を見る間に
オーナーさん(Oさま)と話し合い。
金銭的な負担の少ないように、なおかつ確実に
まず見せて頂き、予測を立て対策を講じて雨漏りの原因を突き止めます。
1回で原因が分かればよいのですが、そうでもない場合も多く、
雨漏り対策の場合、案外長期戦になる場合も・・・・。
Oさまと工事の方向性を話し合いました。
・全体に屋根が古く傷んでいること、
・屋根の勾配が悪く雨水が屋根に停滞し続けているため、
更に錆びが進み、かなり傷んでいる箇所もあること、
・今回部分補修で凌げても、遅かれ早かれ別の部分から漏れてくる可能性が高いこと
以上を踏まえ、屋根の葺き替え(カバー工法)をご提案。
で、今回工事の運びとなりました。
勾配調整も含め、大工さんが新たに屋根の下地を作成
その上からゴムアスシート(防水シート)を貼ります
で、いよいよガルバ鋼板屋根を作っていきます。
工事は水下から!軒先に近い部分から行います。
そして最後に、屋根のてっぺん、棟の部分。
白い矢印の板を被せて
工事完了!!!!
1階の店舗は「魔法のレストラン」でもおなじみの、あのお店。
市場のど真ん中、
人通りの多さ、それに加えて前にはバス停!
資材搬入の際は大変でしたが
大工さん、ブリキ屋さんの頑張りで(本当にありがとうございます)
無事、完了しました。
入居者さん、雨が降っても、もう安心ですね。
そして、オーナーのOさま、ありがとうございました!